2009年12月4日金曜日

WEST TOKYO SYNDICATE Vol.2

本日は出展車輌の1台を紹介しちゃいます~
ROYAL ENFIELDでございまする。











































昨年までは新車で買えたビンテージですね。
現行はインドでOEM生産されておりました。

オリジナルのままだとどうしても各部の造りこみや
材質の質感がよろしくなく、
いかにも「働き者」的なイメージがあるのですが、
クランク廻りの造型や元々の佇まいは
インド育ちでもそこはやはりイギリスの血統。
ここをディティールUPしてやれば
絶対美人になるだろうね、で
オーナーのK田氏と共にプロジェクトを進め、
ここでフィニッシュを迎えましたです。





●フロントブレーキ放熱フィンカバー
●Hリム&リム内側ブラックアウト
●CB92っぽい風防(スクリーン)
●当時物トマゼリ可変スワローハンドルをニッケルメッキ
●昔のブリヂストンのチャリンコ用グリップ革巻き
●各部銅メッキ
●シリンダーブラックアウト
●AMALモノブロックにキャブ変更
●タンク銅箔施工 &フォントは勝手に創ったです
●シートベース細くスリムにチョップ&張替え
●タンクとシートの間に座布団
●サイドカバースリムにチョップ
●オープンプライマリー奢ってしまえ
●ジェネレーターカバー真鍮無垢材削り出し製作
●キックペダル上部ハーレー用に加工&ペダル
●マフラー英国プロダクション品
●VINCENTライセンスプレート&テールランプ
●昭和のデコトラ用ライト流用のウィンカー






一見ノーマル然としてますが、
こうして列挙してみると相当やってるんですね~
自分でも改めてびっくりです(笑)


























チョップしたシートベースにシートワークを施したのは
もう言わずもがな、の「RAZZLE DAZZLE"」。
奇をてらう事もなく、英車の佇まいもキレイに取り込み、
しかしエンフィのノーマルの段差の激しい造型をも捨てず、
なのでタンデムの乗り心地もちゃんと確保。
ウチと同じくレストアもこなすRyozzy氏ならではの
性能をスポイルする事もせず
ビンテージで上品にフィニッシュしてくれてます。
因みに後日思いつきで急に発注した
突っ伏してライディングした時用の座布団まで
手抜かり無く縦タック入ってます。
多摩地区、何やってもツーカーですw






















フロントドラムの周囲に付いている放熱フィン。
これはイギリスで出ているパーツ。
まんまではピカピカのバフ掛けでヤラシイので
TR COMPANY」でブラスト当ててもらってから
取り付けしてます。
Hリムと内側のブラックと磨かれたドラムパネル。
そんな配色の中でちゃんと同調取れてるかな、と。





















この車体の「魅せ場」の一つ、オープンプライマリー。
こちらは昨今の不況で英ポンド下落で
「買うなら今だ!!!」で
オーナーのK田氏が決断した逸品。
そのままではジェネレーターが剥き出しなので
そのカバーは明日紹介するVINCENTのオーナーである
K内氏が真鍮無垢材から旋盤で削り出して製作されたワンオフ。
何という贅沢!
取り付け諸々は全てTR COMPANYのメカニック、後藤氏が担当しています。
AMALのキャブでのセッティングやエンジン中身も
後藤氏がばっちしセッティングしているので
この車体、エンフィなりではあっても結構速いんですよ♪




















そんなメカ後藤氏のひょんなアドバイスから
昨日急遽製作した風防(スクリーン)。
「CB92みたいなスクリーンあるとボーイズレーサーみたいで
更にカッコ良くなるかもね~(後藤氏は喋り口調が温和w)」
それ聞いてワタシとK田氏、
「それ、むっちゃエエでないすか!!(ワタシの口調がらっぱちw)」
で、お店に落ちていた現行最新鋭の
HONDA CBR1000RRのキズ入ってるスクリーン切って
造ってみましたですw
うん、カッチョよい!!
後藤氏、ナイスアイデア♪



















以前のBlogでも書きましたが、
イギリス産まれインド育ちのこのエンフィ。
コイツなりの中で速さを追求していきたい。
そんなオーナーと考えたのが
「インドのエンフィがワークス体制で
アメリカのエル・ミラージュとかでタイムアタックしたとしたら」
というコンセプトで、
「だったら名前はガルーダ・スピードだったかもね~」
で、スリムにチョップされたサイドカバーに
DUCATIでお馴染みのスクーデリアのコヨーテをアレンジして
お椀メット被ったガルーダ様を入れてみたです。
あ、ガルーダ様の翼がホネホネロックなのは
ワタシもK田氏もメタラーなので、
OVERKILLのキャラみたいな~♪で、ね。
ごめんなさい。。。。。







実は何だかんだで物凄げー手の入ってるエンフィですが、
ノーマルの魅力を最大限引き出すぜ!!でやってますので、
当日SHOWでご覧戴く方は
「へ~、エンフィって結構カッコいいんだな
(あくまでこの車体がほぼノーマルだと解釈したとして、ね)」
と感じて頂ければ
関わったWEST TOKYO SYNDICATEのメンバー共々
嬉しい限りでございまする。







明日の夜、もう一台の出展車輌、VINCENTの紹介をしますね。
で、日曜のSHOWに臨みます!!
では。